ドローンによる空中からの漂着物調査です。しかもエリアは天神川河口から琴浦町の町境いまでの約25kmを5日間で完了というもの。
通常は目視可能距離での飛行が基本ですので、最大500mまでと社内規定を作っていました。今回の依頼内容では1フライト500mでは到底終了しない距離でした。これまでの経験から1フライトの飛行距離を2kmとし、中間に監視員を配置、機体を見失うことがないように双眼鏡を用意、慎重に飛行計画を立てました。
いざフライトをしてみると、海水浴シーズンもとっくに終わっているので海岸へ立ち入る一般の方はほぼいないと思っていたら、結構いるんですね海に遊びに来る方、飛行経路の下にいる人を見つけては都度「災害調査のため上空をドローンが通過します。」と注意を促し、ドローンの下に入らないように監視を行いました。
持ち帰ってからは写真の切り出し作業と3次元解析作業を行いました。災害ということで夜を徹しての作業で、期限までに鳥取県中部地区海岸の25km範囲のオルソ画像の作成が完了。
弊社では国土交通省の安全基準を満たした機器、オペレータ、マニュアルにより、目視外飛行の無人飛行機の飛行に係る許可・承認をいただいております。今回はこの許可があったために可能な作業でした。こうした広範囲の現地調査で威力を発揮するのがドローンだな~っと改めて実感することができた依頼でした。
皆様、ご安全に!!